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【指輪物語】派手さはないが、あなたの心にきっと残る名シーン5選

投稿日:2017年9月11日 更新日:

どうも、Vinoです。

この週末、ロード・オブ・ザ・リング三部作を一気観した。

ロード・オブ・ザ・リングとは、イギリス人作家J・R・R・トールキンが1937年から1949年にかけて執筆したファンタジー小説指輪物語(原題:The Lord of the Rings)」を映画化したものである。

人間、ホビット、エルフ、ドワーフ、オーク、トロルというファンタジーではお馴染みの種族が住む「中つ国」。3,000年の眠りから覚めた冥王サウロンは中つ国を再び支配すべく動き出す。彼を完全に滅ぼすためには「一つの指輪」を破壊するしかない。ホビット族の主人公フロド魔法使いガンダルフに導かれ、中つ国の命運を分ける命がけの旅へと出発する。

映画は「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」の三部作で構成されている。徹底的にリアリティな存在感を追求した本作の見どころは、随所で繰り広げられる大迫力の戦闘シーン、登場人物の葛藤、そして種族を超えた仲間たちの友情がである。

本記事ではそんなロード・オブ・ザ・リングの、決して派手ではないが、何度も映画を観返しているうちに味が出る。そんな心に残るシーンを紹介していこうと思う。




踊る仔馬亭にて偶然「一つの指輪」をはめてしまう“フロド”(旅の仲間)

「ロード・オブ・ザ・リング」を見たことはなくとも、このシーンは記憶にあるという方は多いと思う。

「一つの指輪はバギンズが持っている」

哀れなゴクリから情報を得た闇の冥王サウロンはホビット庄へ黒の乗手ナズグルを差し向けた。フロドら4人のホビットは追手を逃れガンダルフと合流する予定の踊る仔馬亭にて、4人のホビットは不安な夜を過ごすことに。指輪を通してサウロンがフロドに干渉しようとする中、ピピンの不注意で「フロド=バギンズ」という名が明るみになる。

混乱の中でフロドは偶然にも一つの指輪をはめてしまうのだった。

劇中、フロドが初めて指輪をはめるシーンがここだ。

指輪の魔力によって装着した者の姿は完全に掻き消える。しかし力の行使によって冥王サウロンや追手のナズグルたちには位置と存在を悟られてしまう。指輪をはめたフロドが見た光景は、魔力によって歪んだ周囲の風景と、遥か東方モルドールの地に在っても、存在を間近に感じることができるサウロンの脅威だった。

フロド自身はもちろんのこと、映画を見ている我々にも一つの指輪の危険性を印象づけてくれるシーンである。

間違いを犯しつつも友人を守り名誉を失わなかった“ボロミア”の最期(旅の仲間)

登場当初から指輪を欲するボロミアだが、第一部で命を落とす。

「その指輪をよこせ」

偶然フロドと二人きりになったボロミアはそう迫る。一つの指輪は冥王サウロンの元に戻るべく、力への欲望に最も弱い人間の手に渡りたがっているのだ。ゴンドールを愛するボロミアは力の欲求に負けてフロドから指輪を奪おうとするも、すぐに自らが犯した過ちを悔いる。

時を同じくして、昼も夜も休まず走れる新たな敵ウルク=ハイが旅の仲間に迫っていた。

メリーとピピンに危機が迫った時、ボロミアは単身ウルク=ハイの大群に立ち向かった。普段の彼は誰よりも仲間想いで、情に厚く、メリーやピピンとは旅の間に剣術を手ほどきするなど交流があった。

ボロミアは二人を守り、胸に何度も矢を受けながらもウルク=ハイを退け続けた。

「君は名誉を守った」

最期の時、彼はアラゴルンに自らの過ちを告白する。ゴンドールの王位継承者であるアラゴルンはボロミアに、自らの民を守り抜くことを誓うのだった。

ロード・オブ・ザ・リングには魅力的なキャラクターが数多く登場する。中でもVinoが好きなのがこのボロミアだ。

冷静なアラゴルンとは対照的に、ボロミアは当初から指輪を欲して揺れ動く描写が多い。弱い心の持ち主だと断ずるこのは簡単だが、日常の彼は非常に人間味に溢れる好人物であったに違いない。

劇中でも、メリーとピピンには剣術指南をしているし、二人がボロミアの死を目の当たりにして激昂する描写があるなど、周囲からは好かれるタイプの人間であったようだ。

また、モリアの坑道では迫るオーク部隊を前に真っ先に扉を塞ごうとするなど、常に率先して行動できる人物である。

そんな彼だが前述の通りやはり指輪の誘惑に負ける。

指輪の魔力に魅入られつつも最期は勇敢で高潔な人間性を示したボロミアによって、アラゴルンは自らの血筋が持つ弱さを克服する勇気を得たのではないだろうか。



アラゴルンの危機を救うため躊躇なく敵陣へ突っ込む“ギムリ”(二つの塔)

直後のエルフ部隊による一斉射撃で霞んでしまいがちなシーンですが。

ヘルム峡谷の戦いはローハン・エルフ連合軍の有利に進んでいた。

数の上では圧倒的に劣るものの、高く分厚い要塞の壁は闇の勢力の侵入を許さないはずだった。しかし、サルマンは火薬を用い、蟻の一穴ともいえる弱点の用水路を爆破して壁を崩す。

壁とともに吹き飛び気を失うアラゴルンにウルク=ハイが迫る中、グローインの子ギムリはためらいなく敵中へ飛び込むのだった。

平時はコミカルなキャラクターとして描かれているギムリ。

身長が低い関係か、相棒のレゴラスほどの見せ場はなかなかないものの、さながら重戦車のように敵をなぎ倒す姿が印象的である。壁が破壊され、誰しもが怯んで後ずさりしてしまうような場面でも、ギムリは友人のために躊躇なく命を張ることができるのだ。

余談だがギムリを演じたイギリス人俳優ジョン・リス=デイヴィスの身長は185cmと、ギムリの2倍くらい違う。

ゴンドールからの救援要請に即応する“セオデン”王(王の帰還)

武人セオデン、義理は果たす。

「我らがヘルム峡谷で戦っていた時、ゴンドールは何をしていた」

ゴンドールとの協力を進言するアラゴルンに対し、ローハンのセオデン王は難色を示す。過去に同盟関係にあるとはいえ、難局に何の手助けもしなかったゴンドールのためにローハンの血を流したくないのだ。

やがてゴンドールの都ミナス・ティリスで救援要請の狼煙が上がる。王の決断は。

「救援に応じよう」

多くの人々が見守る中、セオデン王は騎士たちを招集しゴンドールに馬を進める

ガンダルフから意志強固と評価されるセオデン王は根っからの武人。馬を進める時には常に先頭を行く彼にとって、ゴンドールに対して進んで協力するというのは出来ない相談だった。しかし助けを乞われれば見捨てはしない。

義理堅く、一本筋の通った良い王である。一度でも彼を骨抜きにしたとは、グリマは結構やるな。

旅を通じて真に心を通わせた“ギムリ”と“レゴラス”(王の帰還)

戦場では撃墜数を競い合う友人であり好敵手。

「友達の隣でなら?」

モルドールに入ったフロドとサムからサウロンの“眼”を逸らすため、アラゴルンは敢えて正面からモルドールに挑む。

多勢に無勢の中、誰しもが今日ここで死ぬことを覚悟していた。常々、誰も死ぬんじゃないぞと言い続けてきたギムリも例外ではない。

レゴラスもまた死を覚悟していた。しかし覚悟はしていても恐れはしていない。なぜならばレゴラスの隣には、彼がこの旅で得た生涯の友ギムリがいるからなのだ。ギムリもまた同じ気持ちだった。最初は不仲だったが、ギムリにとってもレゴラスはかけがいのない友人になっていた。

ヘルム峡谷でもミナス・ティリスでも、撃墜数を競うなど良いライバル関係にあったレゴラスとギムリのコンビ。

第一部では不仲な描写が多かったが、第二部移行は徐々に中を深めていく。エオメルがギムリに対して「首を切り落としてくれようか」と言い放つシーンでは、レゴラスが珍しく怒りを露わにした。ウルク=ハイ追跡時には二人で馬に乗っていたのは印象的。

常に少し上の撃墜数をいくレゴラスと、それを聞いて意地になりもっと活躍するギムリのコンビを、アラゴルンは非常に頼りにしていたことだろう。

記事を書いていたふと思ったのだが、二人が撃墜数を競い合うのはお互いの無事を戦闘中に確認し合うためだったのではなかろうか。

番外編:勇者サムワイズの冒険(王の帰還)

見ている側にとっても久々のホビット庄。荒れた大地や城塞ばかり見ていたせいか、とても遠い景色のように思える。

サム・・・いいや、勇者サムワイズはビールを一飲すると、想いを寄せる看板娘ロージーの元へ。

13ヶ月もの長い旅路を終えた四人のホビットたちはかつでの日常に戻れずにいたが、サムの勇気ある行動が彼らを穏やかな日々に引き戻してくれる。

ロージーというのは、第一部でサムが想いを寄せていたホビットの女性である。ビルボの誕生パーティーでサムはロージーに声をかけられずにいたのだ。

しかし中つ国をめぐる戦いの旅を終えた彼は一味違う。指輪の運び手フロドを全力で支え、モルドールではシェロブを撃退した勇者サムワイズなのである。

このシーンの直後に二人は結婚する。4年後には子供を二人もうけ、ビルボ、フロドに続く3人目の物語の紡ぎ手として物語は続いていくのだった。

ちなみに原作版でも映画版でも、指輪をめぐる物語はサムの言葉で締めくくられる。

 

I’m back.(帰ってきたよ)

 

(おわり)

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  1. より:

    映画を思い出しながら読めました
    懐かしくてとても良かったです

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